【JavaScript】Math.abs – 数値の絶対値を取得する

JavaScriptで数値の絶対値を取得する際には、Math.abs()メソッドを使用します。今回は、Math.abs()の基本的な使い方をまとめていきたいと思います。

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Math.abs()とは？

Math.abs()は、引数として渡された数値の絶対値を返すメソッドです。絶対値とは、数値の符号を無視した正の値のことを指します。

JavaScript

console.log(Math.abs(5));    // 5
console.log(Math.abs(-5));   // 5
console.log(Math.abs(0));    // 0

このメソッドを使用すると、負の数を扱う際に符号を気にせずに計算ができるようになります。

2つの数値の差を絶対値で求めることで、順序を気にせずに差を計算できます。

JavaScript

function getDifference(a, b) {
  return Math.abs(a - b);
}

console.log(getDifference(10, 3));  // 7
console.log(getDifference(3, 10));  // 7

ユーザー入力や計算結果で負の数が発生する場合、それを正の値を返します。

JavaScript

function normalizePrice(price) {
  return Math.abs(price);
}

console.log(normalizePrice(-150));  // 150

2D座標の2点間の距離を計算する際に、Math.abs()を活用できます。

JavaScript

function getDistance(x1, y1, x2, y2) {
  return Math.abs(x2 - x1) + Math.abs(y2 - y1);
}

console.log(getDistance(2, 3, 5, 1));  // 5

Math.abs()の返り値は常に0以上になります。計算の際に負の値が必要な場合は、適切に処理を行いましょう。

JavaScript

console.log(Math.abs(-Infinity)); // Infinity

Math.abs()を活用すると、数値の符号を気にせずに処理できるため、さまざまな場面で役立ちます。